とにかくよく見て回ることです。当然といえば当然ですが、「目で見て確かめる」というのはとても大切です。とはいっても何かきっかけがいりますから、定期総会のあとに、新旧の理事全員でマンションを一周してみるというのはいかがですか。
点検は探検のようなものです。皆さんで懐中電灯を持ち、少々汚れてもよい服装で回ります。普段なら気づかないことも発見できるかもしれません。同じマンションでも、住んでいる部屋の位置や階段が違うだけでいつもの風景も違って見えるでしょう。
まず屋上へいきましょう。異常はありませんか。鳥の巣や、ゴミや砂はたまっていませんか。エレベーター機械室ものぞいてみましょう。天井からの漏水跡はありませんか。
そしてふだんはあまり使わない階段を下りましょう。防火扉が閉まる位置に自転車などがじゃまになっていませんか。廊下を歩いてみましょう。消火栓ボックスのふたはきちんと開閉できるか、天井に漏水跡はないか。溝に雨水が溜まっていないか、排水箇所にごみが溜まりっぱなしになっていないかサビだらけになっているところはないか、いろいろと点検してみてください。
建物の外に出てみましょう。自転車置き場に異常はないか、遊具に危険はないか、足腰の弱い方が歩くと危険な箇所はありませんか。
建物を下から見上げてみましょう。大きなひびわれがあったり塗料が剥離している箇所はないか、足元に落下物が散乱していないか、走ってきた子供が車にあたりそうな場所はありませんか。
点検は、管理人や管理会社の担当者あるいは建築コンサルタントと一緒にまわる事をおすすめします。いろんな人の視点からみると様々なことが話題になると思います。新理事の皆さんも机上の引き継ぎでなく、現物をみて話題にすることによって管理組合の意義も理解しやすくなるのではないかと思います。